注文住宅は契約前のステップも多い

注文住宅を一生に何度も建てる人は少ないので、ほとんどの人にとって初めての経験になるでしょう。思った以上に大変だったと感じる人もいれば、意外と早く完成したと感じる人もいます。完成済みの建売を購入するよりは、引渡しまでに時間がかかり、面倒な手続きも多いと考えておいて間違いありません。住み替え前の住居を退去したり、売却したりもしなければなりませんので、綿密な計画を立てて、引渡し日までのスケジュールを組んでおきましょう。

注文住宅は、契約をしてから完成するまでに半年～1年かかります。依頼する施工業者や構造などによっても異なりますが、木造の一般的な建物で1年以上かかることはほとんどないでしょう。但し、契約前に何度も打合せをしたり、見積りを出してもらったり、と必要な手続きが多くなります。契約をすると、引渡し日を決めなければなりませんので、施工業者としても、プランがしっかりと決まってからしか契約をしません。

そのために必要なステップがいくつもあります。工期が最も短い傾向があるのは、大手ハウスメーカーです。注文住宅の実績も多く、流通ルートが出来上がっており、豊富な規格製品を多数持っているためです。経験が豊富な営業マンが、施主の希望を聞いて様々なプランを提案してくれますので、詳細を決めかねている施主の方でもスムーズに進めることができます。

住み替えにあたって家を売却する予定があるなど、入居日に希望がある場合は、必ず打合せの段階で伝えておくことが大切です。