注文住宅を選ぶメリット

憧れの一戸建てを購入しようと考えたとき、必ず浮上する最初の悩みが建売住宅、土地+注文住宅、建築条件付き土地のどれを選ぶかということです。他にも選択肢はありますが、この3択が最も多いかと思います。まず建売住宅ですが、こちらは設備やプラン、照明の位置や壁紙に至るまで売主が決めて出来上がったものになります。当然のことですが、どういった環境の中で建築していたのかは直接見ながら完成を待つことはできないので、売主と施工会社を信用する他ありません。

次に土地+注文住宅です。こちらは好みの場所で土地を購入し、好きな施工会社を選んで家を建てる方法です。キッチンの高さや床板、窓の大きさやガラスの構造まで、隅々まで文字通り注文をつけて選ぶことができます。あらかじめ施工会社が決まっている、こだわりがある場合はこの方法がいいのですが、土地を探すところから実際に着工するまでにかなりの段階を踏むことになり、長い道程になる可能性も否定できません。

最後に建築条件付き土地です。こちらは施工会社を自分で選ぶことはできませんが、土地自体の価値は高めな場合が多いです。建築条件を付けても売れるという自信があるからこそ、売主はその条件を付けたという考え方ができるからです。建築条件というのはこの「施工会社」が条件として付くだけで、自由設計の家が建てられます。

つまりは注文住宅ということになります。この選択肢のメリットは、建築に関する事と土地購入がほぼ並行に進行していくので、精神的な負担の軽減が期待できます。こういったことから、施工会社にこだわりがない、もしくはまだ決まっていない場合は、建築条件付き住宅を購入して注文住宅で後悔のないマイホームの夢を叶えることをおすすめします。